小さなカフェを始める前に考えておくべき大事なこと

これからカフェの開業を目指す方に成功していただきたいと思うことと、

本当の意味での良いお店を作るための内容になっています

わたしの10年以上やってきたカフェ経験のなかでの失敗と成功体験から思う

始める前にこれはやっておいた方がよかった事や、

ここはしっかり考えておくべきだったなと思う事

などの内容をまとめておこうとおもいます。

簡単な自己紹介

手持ち資金1000万を元手に貸店舗で開業

3年後に土地・建物を購入し拡大、

創業10年会社売却

年商は初年度3000万→10年で8000万

カフェコンサル、アドバイザーを経て

現在、自宅の敷地で夫婦2人で営む

小さなカフェを経営

決して褒められるような内容ではないと思いますが、

カフェで飯を食ってきたものとして、机上の空論だと

思ってほしくはないとゆうことです。

もし、参考にしていただけたら幸いです

目次

運転資金は確保しておこうね

小さなカフェの開業には大体1000〜2000万円が必要です。

そうそう簡単に個人が用意できるような金額ではないと思います。

ほとんどの人は、お店を作ることにほとんどの資金を使ってしまいます。

逆をいえば、お店をやりくりしていくための運転資金があまり残ってない

ってことは結構あります

運転資金とはお店を運営するために毎月かかるコストを捻出するための資金

念願のお店、あれもしたいしこれもしたい、ここはもっとこうしたい、

あそこはもっとこうしたいとかね、

イメージ通りにやろうとすると

かるく予算オーバーするでしょうs

でも限界予算があるから

予算ギリギリにまで工夫しながらいろんなことを

妥協しながら削っていくんだけど

ギリギリまで設備に投じてしまうと余力資金は少なくなりがち

夫婦2人で切り盛りするような小さなカフェでさえ毎月の経費、

家賃、材料費、光熱費、雑費

ざっくり試算してランニングコストは50万円くらいはかかるかな

ランニングコストとは家賃、材料費、光熱費、返済などの毎月かかる経費のこと

これだけは注意しておかなきゃいけない

お店って

このランニングコストが支払えなくなった時点で

ゲームセットです。

もし、銀行融資を受けてた場合、

運転資金が足りないからって

追加融資を依頼してもほぼ不可でしょう

ゲームオーバー

始めたばかりのお店にとってはお客さんががまだついていないので

客足がつくまではなかなか売り上げも立たないので、

売り上げの中からランニングコストを捻出していくことですら

とっても困難

開業後の第一のハードルってところでしょうか

このランニングコストを売り上げの中から支払っていけないときに

運転資金を切り崩して支払うわけです。

個人事業の大半が運転資金用って別にお財布を分けていないことがほとんどで
手持ち現金残高=運転資金と解釈もできます。

ので、客足がついて売り上げの中から経費を支払っていけるようになるまでの

余力(運転資金)をちゃんと確保しておくことと

開業までの間の宣伝活動や施策、開業後の集客は

しっかり考えておくことはかなり重要です!

【超重要】テーマ・コンセプトの設定

小さいお店の強みって、小回りが効くことと個性をどれだけ出すか

だと思う。

むしろ、これに尽きる

君は何が作りたいんだ?

君は何を売りたいんだ?

どんなお店にしたいんだ?

まずそこをはっきりさせよう

テーマ、コンセプトを設定をしっかりしてくと

それに沿ってお店を作り込んでいけるから

あまりブレることがなくなるんだよね

なんで、そんなにこだわるか?

コンセプト、テーマみたいなのってお店からの

メッセージみたいなもの

だから、シンプルでわかりやすいほうが伝わりやすい

そのメッセージは個性が強いほど、お客さんに刺さりやすい。

カフェってそれ自体が漠然としちゃっててぼやけちゃってるから

筋は1本通しておかないとね。

昔はさ、ちょっとおしゃれなだけでもお客さんが集まったりしたんだけど

今じゃおしゃれなんてのは当たり前で、プラスの要素が絶対に必要

それは商品のクオリティーだったり、オーナーの想いみたいなものだったり

惹きつける何かがないとね、また行きたいお店とはならないんです

だからね、私の店はこうなんだ!ってくらいのスタンスをとったほうが

コアなファンを作りやすと思います。

小さなカフェってコアなファンを作っていくことが大事だってことを忘れないでほしい

看板商品を作る。推しメニューを作る。

長くやってる強いお店って結構な割合で

看板商品があるもんなんですよね

このお店といえばこれでしょ!みたいな

逆をいえば、その商品があるからそのお店が

ずっと人気でいられるのかもしれないね

一芸身を助けるって言うじゃない

私がラッキーだったのは、初めて出したとある商品に人気が出て

その後十数年間の長きにわたりその商品がお店を支えてくれた

ってことがありました。

たまたま閃いたことでこれで1発かましてやるぞって

始めた商品がたまたまヒットしたおかげで長年それを主軸に

やってこれたことは本当にラッキーだったなと思います。

とはいえ、そんなに簡単に看板商品なんてつくれる物でもないんだけど

意図して、これを看板商品としてやっていこうって

看板商品になっていくものもあれば

なんだかお客さんが気に入ってくれて気がつけばお店の看板商品になってた

なんてこともあるでしょう

ただ、商品は育てなきゃいけない

作り込まなきゃいけないし、スポットライトをあてなきゃいけないし

拡散していかなきゃいけない

看板商品(人気商品)ができるもう一つのメリットは

経営が楽になることと、作業が効率化することでしょうか。

人気商品ができるとその商品が、ある程度しっかり稼いでくれるので

経営が安定します。

カフェって水商売してるなかで安定するって

精神面でも安定するからほんとにたすかるんですよね

しかも、まずはそれをたくさん作ればいいんだからとても効率的なんです

あれもこれもいろいろやるより、1つの物をたくさん作るほうが

はるかに効率がいいんですよね

だから、看板商品作りは時間かけてでもやっていくべき事だとおもうな

 

安売りは絶対しちゃダメ

小さなカフェでは絶対に安売りはNG!

お得感を売りにしたら将来はないと思ったほうが良いと思う

安売りお得感で大手チェーン店に勝てるわけないんだから

小さなカフェは個性と商品クオリティーを高めろ

2022年まつあたりから2023年、急激な物価上昇に伴って

私の周りでもみんな四苦八苦してる

その大半のお店はやっぱりサービスありきの

カフェをやってるところが顕著

ちょと値段あげるとガクンとお客さん減るからね

ただでさえ利幅も少なくて、単価も低いのに

数もこなせなかったら何やってるかわかんないよね 

みんなお得は大好き、

集客するための1番簡単な方法はディスカウント!

これはまちがいない

俗にゆう”コスパいい”ってやつね

”コスパ半端ないって”やばいよ

すぐお客さん集まる

けど、それじゃ絶対儲からない

やればやるだけ面白くなくなるわけです

そもそも小さいお店で薄利多売なんて絶対に無理

絶対やめてください

前の段落でもお話したように

小さなカフェはファンビジネスなんで

良い商品、良い空間、良い接客、そしてオーナーさんやスタッフを

気に入ってもらうことで成り立つ商売なので

こだわりある良い商品を届けて、しっかりその対価を

いただかなくてはいけないんです。

例えばこの商品は2000円で売りたいなら、それだけの

価値のある商品に高めなきゃいけないんです

一般的な相場では1600円が普通だとしたら

とあるお客さんは高い!じゃもう行かないってなるかもしれない

でも理解してくれるお客さんは2000円でもぜんぜんいいって思ってくれる

あのお店ちょっと高いんだけど、行きたくなるんだよねって思ってもらえるように

努力しないといかんのです

継続性を考える

わたし自身ふと立ち止まった時に思ったんです。

これをずっとやていくのかな?このままでいいのかな?って

結局、そのお店は違う方に受け継いでいただく形でお譲りしたんで

運良く仕切り直すことができたんでラッキーだったんですが

もしこれを読んでくれてるならちょっとだけ考えて欲しいなと思う。

あなたがこれからカフェを始めようってとき

カフェを始めることで頭いっぱいだと思う

先のことなんて感がてる余裕がないと思うんだけど。

一瞬立ち止まって考えて欲しい、

お店を開業するってことは、独立してこれから自立してやっていくってことで

向こう何十年続いていくわけですよね。

今やろうとしてること、10年先、20年先、やれるかな?

そこに立ってる自分を想像してみてほしい。

だから、できるだけ選ぶコンテンツは腕を磨き続けられるような

ことがいいと思うんです。

極端に言うと、ビジネス経験の浅い人はあまり流行り物に乗っからないほうが無難

なぜそんなことを言うか?

流行り物はあるときピタっと見向きもされなくなる

だから、短期決戦で出店コストとランニングコストをどれだけの期間で

回収できるかってことを計画的にできないと失敗するとおもうな

これからお店を持ちたいんだって思ってるなら

お店を持った後、その先に自分がどうしてるのか?ってことを

ちょっと考えてお店作りをしていってほしいと思います。

まとめ

カフェのお仕事ってなんだかふわっとしていて

誰にでもできそうで、軽く考えられそうなんだけど

本当におくが深いお仕事だと思うんです、

格闘技でたとえるなら総合格闘技

コーヒー、紅茶、スイーツ、パン、料理、どれも追求していったら

キリがないほどおくが深い

だからこそ、追求し続ける価値のあるお仕事だと思います

そして、たくさんの人と触れ合うことができて、

ダイレクトにフィードバックももらえる

本当に生きてることを実感できるすばらしい仕事だと思う

だからこそ、これから始める人には、安易に考えては欲しくないし

素晴らしいお店を作る志を持ってもらいたい

そのためにも、スタートで転ばないためのちょっとしたアドバイスを

まとめてみました

この記事を書いた人

飲食店を経営して15年 開業、経営、繁盛店にしたのち売却
そして、また新しいお店からのスタートです。
私のこれまでの成功と失敗をして今思うことが誰かのお役に
立てたら幸いです

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