カフェの資金を項目に分けてわかりやすく解説

今回はカフェを開業するのに必要なお金が
何にどれくらい必要なの?ってことを解説していこうと思います。

この記事を読むことで、カフェを始めるのに必要な資金の
イメージが持てると同時に、
居抜き物件を見つけた時に、それから掛かるだろう資金の
予測が立てやすくなると思います。

私が実際に経営しているお店がどれくらいの費用がかかったのか
も交えて記述していこうと思います。

目次

開業にかかる費用は大きく分けて4つ

カフェを始めるために必要な資金を大きく分けると
およそ以下のように分けられます

開業資金は大きく分けて4つ

不動産を取得する費用

改装費用

厨房機器、家具

什器、備品

この4つの費用がどれくらいかかるのかあらかじめ把握できていたら
居抜き物件を見つけて時、あと追加費用がどれくらいで始められそうかの
予測がしやすくなります

不動産取得費

これから初めてカフェを始めようとしているみなさんのほとんどは
まず居抜き物件や空き店舗などを賃貸で借りて始めようとしていると
おもいますが、
自身や家族の資産で空いている土地があってそこに新築でお店を建てて
やろうと思っている方もいると思うので、
合わせて解説しようと思います。

賃貸と持ち家のメリットデメリット

賃貸と持ち家のメリットとデメリットについて簡単に
解説しようと思います。

賃貸物件のメリット、デメリット

賃貸物件のメリットは断然初期費用(イニシャルコスト)が低く抑えられることです
建物自体自身の所有物ではなく大家さんのものなので、何か問題があった時などは
大家さんに修理してもらえます。
始めやすいメリットをお話ししましたが、辞める時もやめやすかったりもします。

デメリットとしては、100%自分好みの内外装でないことや
家賃コストが、永遠にかかり続けることでしょうか

持ち家のメリット、デメリット

持ち家のメリットはなんといっても完全オリジナルで思い通りの
お店を作ることができることと、
借入で建設したとしても、返済が完了してしまえば、家賃がゼロになることが
最大のメリットです。

逆に初めに多額の初期投資が必要になります。それは大きなリスクを抱える
ことにもなります。
やっぱり思った感じと違ったと思ったとしても辞めるわけにも、移転するわけにも
いかないのがデメリットです

賃貸物件にかかる費用

賃貸物件を検討するときに基準になるのが家賃です
賃貸物件を契約するとき必要になってくるのが
以下のようになりますほ

保証金、礼金、前家賃、仲介料、

保証金

保証金は賃料の遅延や破損修理があった場合などに当てられるお金です
基本的に退去時に何もなければ、返金されます。

一般的には家賃の8〜12ヶ月分が相場になっています

礼金

契約時に大家さんに支払われるお金のことですね

一般的には家賃の2ヶ月分が相場です

前家賃

契約月の家賃と翌月の家賃を支払います。
契約月が半ばに時ているときは日割り家賃になります

とゆうわけで最大家賃の2ヶ月分

仲介手数料

仲介手数料は仲介をしてくれた不動産会社に支払われる手数料です

一般的に家賃の1ヶ月分が相場です

とゆうわけで不動産を取得するのために必要になるのは

家賃の13〜18ヶ月部程度必要

ってわけですね。

例えば家賃15万円の賃貸物件を仮定してみます

保証金  120〜195万円

礼金   30万円

前家賃  30万円

仲介手数料  15万円

合計   195〜270万円

となります。

造作譲渡

居抜き物件を探していると時々出てくる、造作譲渡とゆう言葉

基本的にどこかの物件を賃貸で借りるときの条件として、
出て行くときには現状復帰、つまりスケルトンに戻すとか
借りるときの状態に戻すことが条件になるのですが、

現在進行形でお店は営業してるけど、もう辞める予定で
次の入居者(物件を引き継いでくれるオーナー)さんを
探している方もいて、そのような店舗を引き継ぐ場合は
前オーナーさんが作り上げた店舗内装や、什器、備品
調理機器類などを引き継つで始められることがあります
そのようなことを 造作譲渡といいます。

造作譲渡とゆうのは、前オーナさん、次のオーナーさん
双方にメリットがあります。

前オーナーさんとしては
本来は元の状態に戻すために数十万〜数百万かかるかもしれない
費用がなくなるどころか、利益にもなります。

次期オーナーさんとしては、
多大にかかる内外装費や厨房機器類、什器備品類などを通常より
格安に手に入るわけですから

造作譲渡する際の提示金額は
前オーナーさんの言い値です。
金額の根拠はほぼないといって良いでしょう、
要するに、価格は合ってないような物
ですから、交渉によっては提示金額より下げられる
可能せもあります。

改装費用

スケルトンと居抜き物件にかかる改装コストのメリット、デメリット

スケルトン物件改装のメリット、デメリット

スケルトンの物件の良いところは、オリジナルで
お店の設計ができるとゆうことと

店舗に色がついていない所です、
居抜き物件には良くも悪くも、前店舗のイメージが残っているもので
頻繁に入れ替わっているような物件は、周りの人々からネガティブな
イメージを持たれがちです。

まっさらなところから始められるのはとっても良いと思います。
正し、全てを1から作らなければいけないのでコストは多大にかかります。

資金は少ないけど、スケルトンで始めたい人にはなるべく小さめの
物件にすることをお勧めします。

居抜き物件改装のメリットデメリット

居抜き物件を改装するメリットはなんといっても改装コストを
少なく抑えられることです。
正し、ある程度そのままの状態を活かすとゆう前提になります。

居抜き物件に対してほとんどの部分改装しようとすると、
過去の建築図面がないと、壁の内側がどうなっているのか、
床の下がどのようになっているのかわからない事が多いため
施工業者は正確な見積もりを作成できないので、多めの金額で
見積もりを作成します。

施工業者としては何か不足の事態に備えて、補える予算を
確保しておかなければいけませんからね。

さらに、解体する作業と、産業廃棄物の処分にはかなりの
コストがかかります。
すると、意外と費用がかさんでしまったなんてこともありますね。

改装工事とはどんなことをするのか、いくつか取り上げます。

解体工事、エントランス、内装工事
エクステリア、厨房改装

改装費用を少なく抑えたいならばできるだけ、
そのままの状態を活かすことをお勧めします。

スケルトン物件の改装費用は20坪程度の広さで
約300〜600万円ほど必要になります

この数字はあくまで概算です。
当たり前ですがより良い材質のものを選んでいくと、どんどん金額は
かさんで行きます

ですが、あまり手を加えないと近隣の人たちには
お店が新しくなりましたって印象は持たれにくいですね。

エントランスや外壁を塗り替えたり、看板を替えるだけで
外から見た印象はガラっと変わります。
それくらいの階層であれば200〜400万円
くらいの費用だと思います。

内装壁紙の張り替えとなると 30〜60万円

厨房のレイアウトを変えてるとなると200〜300万円
ほどはかかると思います

なぜ厨房をいじると膨大な費用がかかるかとゆうと
それぞれの機器を設置するために、その機器に合わせて
電源の差し込みや給排水が必要になってきます

ガスコンロやガスフライヤーにはガス配管
冷蔵庫には100v電源か200v電源と排水口
製氷機には100v電源と給排水
シンクには給排水
など
それぞれの機器の設置場所に合わせて
コンセント差し込み口や、給排水口などを
移設しなければならなくなります。

そのため、床のをはつって給排水管をやり直したり
壁をめくって電気配線を引き直すなどの
工事をしなければいけないんですが、
電気、水道、ガス設備の工事費用とゆうのは
結構高い費用がかかってきます。

厨房機器、家具

小さなカフェ(20〜30席)を想定した時に
これだけは備えておきたいとゆう厨房機器を紹介します。

幅1200✖️奥行き600 
冷蔵庫アンダーカウンタータイプ(通称コールドテーブル)✖️2
幅1800✖️奥行き650or800✖️高さ1950

縦型冷凍冷蔵庫(食材保管用)
65リットル製氷機
食器洗浄機器(アンダーカウンタータイプ)
5口ガスコンロ
フライヤー
オーブン
電子レンジ
幅600✖️奥行き600シンク ✖️3

最低これくらいの厨房機器があると
ある程度のことはこなせると思います。

これを基準にして
必要に合わせて、大きいサイズに変更したり
追加したりするのがおすすめです。

予算の基準は新品で全て揃えると約300万円程度になります

では、おすすめの機器をいくつか紹介します

コールドテーブル

コールドテーブルの一番スタンダードで使いやすいサイズが 幅1200✖️奥行き600の
タイプになります。
その他奥行きが450mm,750mmがあります

どうしてもスペースが狭い時は450mmの奥行きのタイプの選択肢もありですが
作業スペースとしてはとても狭いので、使い勝手は悪いです。

逆に、750mmの奥行きがあるタイプは作業台としてはとても広々使えるし
収納力も抜群ですが、冷蔵庫の奥の物を取り出すときに手が届きにくい
難点もあります。

なぜ、2台必要かとゆうと、ドリンク用と調理用を分けた方が仕事がしやすいためです。

ちなみにもう少し広さが必要な時はこちら

私個人的にはこの広さが一番使いやすいと思っています

縦型冷凍冷蔵庫

コールドテーブルはオーダーをこなすための作業台として使い
すぐに使うものをしまっておくための冷蔵庫です。

あらかじめ仕入れた食材をしまっておくための冷蔵庫や冷凍庫
も必要です。
そんな保管用の冷蔵庫のおすすめはこちらの3つ

これさえあればかなり安心して色々なものを保管できると思います。

奥行きが800mmあると番重をそのまま縦に入れられるので
ホテルパンや番重、天板をそのまま入れたいなら奥行き800mmが
良いと思います。

製氷機

業務用製氷機には25kg,35kg,45kg,などキロ数で表されますが
何を意味しているかとゆうと、1日の氷の製造能力を表しています。

1日にどれだけ氷を使うかなんて想像もつきませんよね

一般的に業者さんに20〜30席くらいのカフェとゆうと
だいたい45kgの製氷機を勧められますが
私の経験上、かなりギリギリな気がします。

氷を一番使用するのは夏なんですが、近頃の夏は非常に暑く
キッチンは暑いし、水道水の温度も高い傾向にあります。
そうすると、氷の製造能力が下がるんですね

しかもお菓子作りやお料理の仕込みの時の食材をひやしたり
することが結構あります。
そんな時に45kgの製氷機ではちょっと心配ですので
私のおすすめは65kg

今までの経験上このサイズなら多少の余裕を持って運用できます。

ガスコンロ

ランチに力を入れてお料理はメインでやるならば、5口コンロがおすすめ
あまり料理はしないならば3口コンロで十分かなと思います。

フライヤー

油物って結構まわりとか汚れやすかったりするので、
場所を取らずに使いやすくて掃除がしやすいってことに重点を置いて
私の一番おすすめの紹介と
定番タイプを紹介します。

一番のおすすめは

今まで使ったフライヤーの中で一番良いと思いましたね

3相200vが必要になりますが、ハイパワーで場所もとらなくて
掃除がしやすいです。

一般的なタイプだと

こちらが一般業務用のガスフライヤーです。
可も不可もない感じで、コスパに優れています。
サイドの張り出しや、フライヤーの掃除がものすごく面倒くさいです。

このような100vの電気フライヤーもありますが、
100vタイプはパワーが全然ないので、
時々揚げ物をする程度の予定ならアリですが
ガンガン揚げますを予定してるならおすすめはしません

オーブン

コスパよくコンパクトな業務用といえば
ほぼ1択でしょう。

このあたりがおすすめです。
ちょっとしたオーブン調理やお菓子作りをする程度ならできます。

プロ用として一番のおすすめは

ラショナルのスチームコンベクションオーブンです
はっきり言って最強です。

煮る、焼く、蒸す、パン作りなんでもいけます。
パワーもしっかりあって、
細かくプログラムできるので誰でも
同じ仕上がりにできます。
大容量なので、1度に大量の仕込みができるのも
ありがたいです
世界の一流プロ愛用するスチームコンベクションオーブンです

導入コストは高いですが、うまく使えば十分にリターンが見込める
コスパのいい機械だと思ってます。

電子レンジ

電子レンジは家庭用で十分だと私は思っています。
しいて言えば、家庭用のマルチな機能がたくさん入っているような
高額電子レンジは絶対に入りません

安い単機能電子レンジが一番使いやすいです。
正し、選ぶときの注意点としてはワット数の高い
1000wくらいの電子レンジが望ましいでしょう。

什器、備品

什器とは聞きなれない言葉ですが
一般的に日常的に使う、家具、道具、食器類を指します。

テーブル、椅子

椅子やテーブルはインテリアの雰囲気や質感を
決定づける重要な要素です

高額なものほど質感がよくオシャレな物になります

椅子は1万〜3万円
テーブルは2万〜4万円
が基準になってきます
4名テーブルセットでおよそ
6万〜16万円くらいでしょう。

私が気に入っているテーブルや椅子を一部紹介します

古材を利用したおしゃれテーブルをお探しならウッドプロのこの商品がとてもおすすめ
正しテーブル足はついてこないので別途購入する必要があるので
合わせ地こちらも紹介いたします。

業務用でテーブルを購入する際には、天板と脚を別々で購入することが
一般的です。
テーブルの天板に合わせて、安定感のあるもの
調和するデザインの脚を選びます

イームズチェアやカールハンセンなどの有名な北欧デザインチェアなど
本物だったら5万〜10万以上するような椅子が
インターネットでは1万〜数万程度とかなり手頃な金額て購入できます

食器類(グラス、カップ、お皿、カトラリー)

グラスやカップや食器類は一つ一つが1000〜2000円程度の物
ですが、最低限席数分くらいは準備する必要があるので
およそ
20万〜25万円程度は必要になってくると思います。

一部お気に入りを紹介します

調理器具関係

業務用として販売されているステンレス製の物をなるべく購入することを
おすすめします。
なぜなら、家庭用製品と比べて圧倒的に耐久性が違うからです。

包丁やまな板、バット、ボウル、フライパン、鍋、ポット
レードルなどなど、これらすべて新品で揃えると
10万くらいはするでしょう。

しかしこのようなものは、テンポスや無限堂さんなど
中古厨房機器を販売しているところで割安に販売されているので
中古品をうまく組み入れると、コストが削減できると思います。

まとめ

ざっくりと項目に分けて紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?

これを読んでどんなことにどれくらいのお金が必要なんだー
ってことが、なんとなくわかっていただけたかと思います。

とゆうことは、居抜き物件

この記事を書いた人

飲食店を経営して15年 開業、経営、繁盛店にしたのち売却
そして、また新しいお店からのスタートです。
私のこれまでの成功と失敗をして今思うことが誰かのお役に
立てたら幸いです

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