小さなカフェの始め方、開店までの流れを解説

将来カフェを始めたいとゆう方に向けてまずはカフェの始め方の
ざっくりとした流れを解説していこうと思います。
それぞれの項目についての深掘りは別の記事で詳しく解説していこうと思います。
まずは、こんな順序で進めていくんだなってことを
イメージしていただけたら幸いです。

目次

空き店舗、居抜き店舗などの店舗物件探し

まず初めに出店場所を決めるところから始めます。
こんな場所でお店をしたいなと思うようなところがあったら、
足を運んでみて、空いているようなテナントや閉店していて
入居者を募集しているような居抜き店舗はないか自身の足で探してみたり、
不動産屋さんへ行ってみて希望を伝えて、理想の店舗物件を探してもらいます。

立地条件や既存物件の状態や条件は様々です。
自分の理想と予算とをよく相談しながら物件選びをしましょう。

物件との出会いは一期一会です。
良い物件は逃してしまわないようにしたいですね。
良い物件、良くない物件を見極められるように
たくさんの物件を見て目を養いましょう。

スタートの物件選びはあなたの将来を大きく左右します。
最初の難関といっても過言ではないですね。


カフェを始める際に銀行からの融資をする前提の場合は

良い物件を見つけたとしても、焦ってすぐに契約はしないようにしましょう
”融資特約条件”とゆう
銀行融資が通ったら本契約します。いわゆる解約条件付きの仮予約をします

不動産賃貸契約をしたものの改装の費用を見積もりしたら
予算を大きくオーバしてしまってどうしよう
なんてことになってしまうと大変ですからね

見積もりの作成(設計、施工、機器、什器備品購入)

出店場所が決まったら、改装の準備に入りますので
店舗物件を探し始めるときにはあらかじめ施工をお願いする
工務店を決めておきましょう
お店を始めるまでの総予算を立てます。

予算組みをいい加減にやってしまうと
開店までに資金が不足してしまうと開店できなくなってしまいますからね

そこで、主にかかる費用を大まかに4項目に分けて解説します。

店舗改装費

居抜き店舗でも、スケルトン物件でも、更地に新築でお店を始めるとしても
設計、建築、内外装の改装をすることになります

施工業者さんと視察をし改装にどれくらいの費用がかかるか見積もりを
作成してもらいます。

準備できる予算と相談しながらどれくらいの工事にするのか、
どこまで妥協するかを決めていきます。

スケルトン

”スケルトン”いわゆる何もないがらんどうは全て1から
造作していきますのでいちばん費用がかかります

居抜き

”居抜き”と呼ばれる、以前のオーナーさんがなんらかの事情でやめられてた物件のことで

内外装がそのままだったりして、上手に流用することで
初期費用を抑えることができます。

例外として

例外もあります

居抜きだからと言って、元の状態から全てを解体リフォーム
となると、スケルトン物件から改装する費用プラス
解体費用がプラスされるのでかなりのコストが発生します。

特に近年、建物解体などから排出される産業廃棄物の
処分費用が上昇傾向にあるので、解体費用だけ見ても
びっくりするような金額を提示されます。

とゆうことで、予算にゆとりがあるならばスケルトンの物件は
視野に入れられますが、予算を少しでも抑えたいとゆう方は
現状を生かして、大々的な改装をしなくて良い居抜き物件を探すことを
お勧めします。l

機器・什器・備品費

業務用キッチン機器や調理道具、椅子、テーブル、お皿や、カップ
制服やエプロン、石鹸やアルコールなどの消耗品に
メニューやショップスタンプに至る細かなものまで揃えていく必要があります。

スケルトン

スケルトン(何もないがらんどう)の場合は全てのものを
買い揃える必要があります。

冷蔵庫や冷凍庫、コンロ、シンク、椅子、テーブル、調理器具
などなど揃えなければいけないので予算たくさんになりますが
すべて自分の思うようにできるので満足度は高いです。

居抜き

居抜きの物件であればもともと使っていたキッチン道具や
椅子やテーブル、店内の内装などなど

居抜き物件は良くも悪くも状態はバラバラで
しかし、使えるものをできるだけ使うことで購入するものが
減らせるので、節約メリットがあります

宣伝広告・人員募集・申請費

宣伝広告

お店を知ってもらうためには宣伝が必要です

最近ではSNSを利用して、集客をしたりもしますが、
フリーペーパーや地元情報誌を利用して集客すると
数万〜10万程度かかります。

従業員の募集

従業員の募集は使用する媒体によって無料から数万円の
費用が必要になります

申請費用

これから飲食店を始めるにあたり、各所への届け申請をします。

保健所で飲食店営業許可を取得する際に約10000円程度

パンやお菓子やケーキのテイクアウトを同時にする場合は
菓子製造許可も同時に取得する必要があります。こちらも約10000円程度

さらに保健所の方から”安心フード君”とゆう
飲食店に特化した保険の加入を勧められます。(加入するべき保険)
こちらの保険料も10000円程度

飲食店を始めるための必要資格として
衛生責任者、調理師免許などが必要です
一番簡単に取得できるのは衛生責任者です。

1日の講習を受けるだけで取得できます。
何も資格を持っていない方は衛生責任者の資格をお勧めします。
費用は約10000円程度、

食材の仕入れ

開店前には試作を作ったりするので食材の仕入れが必要になります。

スーパーなどで購入することもあリマスが
業者から仕入れをすることがほとんどだと思います

業者によっては売掛でやってくれるところもありますが、
信頼関係ができるまで現金のみのお取引をお願いされる場合もあります。

ですから、あらかじめ準備しておく食材やドリンク類の仕入れ分の
費用も想定しておくべきでしょう

日本政策金融公庫や銀行に融資の依頼をする

カフェ開業に向けてある程度の預貯金をすると思いますが
見積もりを作成して、資金が不足してしまう場合
金融機関に融資の依頼をします。

日本政策金融公庫か地方銀行、信用金庫へ依頼するのですが

その際には事業計画書を作成し、事業内容に理解と納得を得られ
妥当と判断された時に、融資が受けられます。

融資が確定してようやく準備完了
不動産契約、工事契約機器類の受注を行います

施工着工、什器備品の納入

施工、機材、備品類の予算がまとまったところで、ようやく着工です。
改装工事期間はおよそ2週間〜1ヶ月ほどです。

工事期間中には工務店との打ち合わせや看板やさんとの打ち合わせ
仕入れ業者と打ち合わせ、メニューを考えたり、従業員募集をしたり
開店の告知をしたり、やることは山積です。

工事が完了すると、機器類を搬入しお皿やカップ、椅子、テーブルなどの什器、備品
装飾類を入れていきます
こちらの作業は1〜2日で終わります。

役所への届け

脱サラ(脱サラリーマン)して、独立をするとなった時点で
税務署へ開業届を提出します。
開業届の書式は国税庁のホームページからダウンロードできます
ダウンロードリンクはこちら(国税庁HP)

お店が全て完成したら、そのエリアを所管する保健所の
チェックを受けます。

ですから、工事完了に合わせて保健所の検査員に来てもらえるように
打ち合わせをしておきます。

保健所のチェックで必要になるのが
店舗設計図面、機器類の配置図、衛生責任者や調理師免許など
店舗責任者として認められる資格を証明できるもので

チェックを受けて問題がなければ、飲食店営業許可(菓子製造許可)
がもらえます。

開店準備

保健所の許可が下りたら、食材などを持ち込むことができます。

あとは開店に向けて準備をします。
飲み物や、お料理、お菓子の試作
スタッフのトレーニング、オペテーション作り
などなどやることは山積みです

とはいえ、家賃や返済などがやってくるので
工事完了から約1週間いないくらいでOPEN
するのが一般的です。

まとめ

ざっとまとめましたが、おおよその流れはこんな感じです。
今回の記事ではざっくりとした解説なので
今後の記事で深掘りをしていこうと思います。

この記事を書いた人

飲食店を経営して15年 開業、経営、繁盛店にしたのち売却
そして、また新しいお店からのスタートです。
私のこれまでの成功と失敗をして今思うことが誰かのお役に
立てたら幸いです

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