未経験、脱サラからの飲食店開業。これを知っておかなきゃ失敗する

私は飲食店激戦区の愛知県一宮市でカフェを10年以上やってきました。

私はここまでやってこれたのは運が良かったとも言えるけど、

がむしゃらに必死にやってきた結果とも言えるかもしれません。

これをしたら成功できます。繁盛できますって話ができるわけではありませんが

長年経営していく中で、いろいろな経営者と出会い、いろんなお店を見てきて

私自身の成功と、失敗経験から

これからカフェを始めようとする人たちに少しは役に立つ

助言はできるかなと思いまとめてみようと思います。

新しいお店ができて

繁盛していくお店もあれば、

閉店していくお店もあります。

世間は狭いので取引業者を通じて、いろんなお店のバックグランドの

話を聞くことも結構あります。

そんなこともあってかカフェの経営で成功する人の共通点は

わからないけど、失敗する人の共通点はあるようなきがして

これから脱サラして飲食店を始めたい人には

ある程度理解した上で、覚悟して

素敵なお店作りをしていって欲しいと思います。

目次

未経験者、脱サラでカフェ開業したいと思ってる人が、意外と勘違いしてしまっている事

”これからお店を始めたいんだけど・・・”

”将来お店をやりたくて・・・”

相談を受けたりすることがあるんだけど、

将来の夢を持つことはとっても良いと思う

けど、失敗する多くの人の共通しているのは

な〜んだか漠然としていて、

キラキラしたイメージとか楽しそうとか・・・

ふわっとした感じでカフェの経営を夢見てて

いざ始めたらこんなはずじゃなかったってことが

実際にあるし、こんなことをおもってる人が

わりと多いように感じます

サラリーマンで雇われるくらいなら1国1城の主人になりたい

お客さんほど厳しい人はいない!

サラリーマンをしていて、給料が良くないからとか、会社が窮屈で

それがいやで、カフェとか初めて自由に楽しく働きたいんだよね

って話を聞きます。

会社でお勤めをしていると

会社って存在の中で守られているので、多少のミスとか

してしまっても、そんなに自分の死活問題までにはならないと

おもうんです。

むしろそれが普通だと思っていますよね

しかし、お店を持って1国1城の主人になるってことは

自分にとやかく何かを言ってくるような上司って存在がなくなり

自分に注意とか指摘とかしてくる人はほぼ皆無です

ほんとに自由です、全て自由に自分で決められます。

ですが、

逆にそれは誰の責任でもなく全て自己責任において

行動していかなきゃいけないってことで

常にお客さんからの厳しい目にさらされてるってことが

どれだけプレッシャーなのかを理解していただきたい

素晴らしいサービス、良い商品を提供できた時のお客さんからの

感謝の言葉や、褒めていただけた時は、ほんとにやっててよかったと思えるし

励みにもなり、やりがいもでます。

がしかし、そうでなかった時、クレームを言ってくれるお客様は

まだありがたいです、改善点を指摘してくれるだけお店に期待をしてくれている

裏返しでもありますからね

でも、大半のお客さんは無言のままこなくなってしまいます。

もしくは、ネット上に辛辣なことを書き込んでくれたりもしますね。

インターネット上に残るネガティブな記載はずっと残り続け

ネットで調べてお店に行ってみようとする見込み客にたいして

すっごくマイナスイメージを植え付けてしまいますよね。

ですから、

本気で独立してカフェ経営を末長くやっていきたいなら

お店をもってオーナーになったら自由に好き勝手に

経営ができるなんてふわっとした妄想は捨ててくださいね

楽そうに見えて、実はすごく地道なお仕事

カフェのお仕事は楽しいことばかりじゃない!

カフェとかいくと、オシャレな店内でオシャレな店員さんがふわっと

楽しそうにお仕事をしているように見えますよね

楽しそうにお客さんとお話ししたりしてる姿を見ると

なんだか憧れますよね。

でも実際の飲食店のお仕事って、気持ちよくお客さんをお出迎えして、

快適に過ごしてもらって、笑顔で帰ってもらうための

裏方のお世話係のようなお仕事なんですよね、

だから、表向きにはニコニコした楽しそうな雰囲気を演出

してはいるけど、見えてないところで、仕込みに追われてたり、

労働時間も長い肉体労働です。

掃除をしてたりとか、地味ーなお仕事なんですよね

開業と経営はそんなになまやさしいものじゃないし

ほんとに毎日がひりひりするような思いをします

こんなことばかり書いていたら全然楽しくないように

受け取られそうですが、事実は事実だしね

ただ、それ以上にやりがいを感じられるお仕事ってのも間違いないことで

いろいろなお客さんと関わることができたり、自分の商品が

喜ばれることに楽しみややりがいをすごく感じられるお仕事

逆に言えば、お客さんに喜んでもらうために努力を惜しまないことや

自分の商品を追求していく努力を惜しまない人でないと、

飲食店をやることに向いていないかもしれないです。

未経験でもできると安易に思っている

プロの仕事の仕方を知るべし!

カフェの本や雑誌をみると、未経験から無知識だったところからスタートして

地域から愛される人気店に、、、

なんて記事を見かけます

てなことは、記事にしやすいし、カフェを始めようとする人たちに

希望を与え、私でもできるかもってモチベーションがあがりますよね

よい側面ばっかり捉えて、私も成功するって

都合良く置き換えてたりしてる人を見ると

この人やばかいもって内心思います

あながち間違いでもないけど、結構リスクが高いと思います。

お店をやるって、自宅に友達を招待して料理を振る舞う

ホームパーティーみたいなのとは訳が違います

流動的に来られるお客さんの注文をスムーズに

こなさなきゃいけないんです

しかも毎日、毎、

となるとそれなりの知識やノウハウを知っていた方が良いですよね

そんな事をゆうと、私は常識なんかに捉われない

とか

私は私のやり方を模索してやります

なんて声が聞こえてきそうだけど、

最低でも1度は飲食店なり、パン屋、ケーキ屋さん

などで働かせてもらって

プロの仕事の仕方を学んで

少しでも、経験値を得た方が間違いなく良いです。

内心は

”いい歳して、飲食店で1からやってたら

今より収入減るじゃん、そんな余裕ないよ”って

思う気持ち、わかります

いまさら1からって無理でしょって気持ちも

わからなくはないけど、

多少でも、経験値や人脈があるのとないのでは

雲泥の差はあるし、その知識こそが

経営していく中で大きく役立つので、

最低1度くらいは飲食店などで働かせてもらう

事をおすすめしますね。

安易に儲かると思ってる

飲食店経営が簡単に儲かるって思って

始めようとしてる人が本当に多い。

あっちこっちのお店で行列が出来てたり

いつも満席だったりするのを見ると

私の印象としてはまったく逆で、労働の割に

手残りは少ないように思う。

飲食店の平均定期な売り上げに対するコストの内訳

飲食店はだいたい、材料原価が30%が標準的で

結構サービスを頑張っちゃうと40〜45%、

家賃が10%、光熱費10%、アルバイト、従業員を必要とするなら、

上手に人件費コントロールして30%、消耗品諸々で5%

となると

80〜95%経費がかかってきます。

1杯500円でコーヒー売ったら 50〜100円の利益!?

1500円のランチで150〜300円の利益!?

その利益分✖️客数が。手元に残る利益になりります。

そこまで、どれだけの人数をこなしたら理想の金額に

なりますか?

結構たくさんのお客さんに来てもらわないと

やっていけませよね

ですから、うまくやらないとなかなかお儲けるのは難しい

と思います。

少ない資金で始められる。お金は簡単に借りられると思ってる

どんな規模、立地、取扱商品、業態、見つける物件によって

必要な資金は全く変わってきますが、

だいたい数百万〜1千万、2千万くらいの資金は必要かなと

おもいます。

ごく稀に、いろいろなものが揃っていて、あまり手を加えることなく

お店を始められるような物件もありますが、そんなに

都合よくいくことはあまりないですね。

小さなカフェを始めるにあたってはざっくり1000万くらいは

用意できると良いかもしれませんね。

なぜそれくらいの資金が必要になるかは違うところでお話ししようかと思います。

いくらなんでも1千万なんてお金は誰にでも貯められる金額ではありません

ある程度は銀行さんからの借入が必要になると思うんですが、

借りられる金額の基準としては、持っている預金と

同じくらいの金額は借りられると思って良いでしょう。

ただし、借りられると言っても

銀行さんにとってこの商売なら融資しても大丈夫だなと思ってもらえなきゃ
かりられません

 銀行さんとしては貸したお金が返ってこなければ困るわけです

だから、融資する相手が信用できる人なのか?

始めようとするお店はうまくいくのか?

話を置き換えてみて

あなたが誰かに100万円を貸すとしましょう。

初めて会う人に”100万円貸してください”って言われて貸しますか?

いつも、必ず約束を守る仲の良い友達が100万円貸して欲しいと言ってきたら?

貸しますか?

推定1億円の資産はあるだろう見るからにお金持ちの友達が

ちょっとお金貸して?っていってきたとしたら?

金融機関にお金を借りるとゆーことは同じようなことで

私がどんなことを今までやってきた人で、これからこゆーことを始めようとして

これだけお金貯めたんだけど、これだけ足りないから貸してください

見ず知らずの私を信用してくださいってゆー説得材料を用意して

相談に行く必要がある話です。

そのために必要になるのが

事業計画書

ってやつです。

この書類の書き方も別で紹介しようと思います。

ぶっちゃけこの事業計画書作りでつまづく人多いです

でもこれくらいのことは書けなきゃ

お店はやらない方がいいかもしれない

なぜなら、

事業計画書って自分が始めようとするお店(ビジネス)の

理想もしくは予定を可視化したものなので

こんなものを作って、いくらで、何個くらい、どれくらいの

お客さんに来てもらって 一月にいくらくらい売って

いくらくらい儲かるなってことをイメージするための

大事なツールだからです。

未経験、脱サラで飲食店をはじめるならこれはやれ!

1度くらいは、飲食店ではたらいて経験を積め!

さっきも伝えましたが、どこでもいいです

できれば、やろうとしていることと似ている業種で

経験をさせてもらうことをお勧めしたい。

働いてみることで、飲食店お仕事をするってことが 

どんなことか、身をもってわかると思います。

理解あるオーナーさんならあれこれ教えてくれたりするし、

取引業者を紹介してくれたりもすします。

最低300万くらいはお金を貯めろ!

ぶっちゃけ300万で始められることは限られる

けど、300万あれば300万借り入れして最大600万の

初期投資で始めようと思えば始められる

これだけの資金では大したものは作れないけど、

小さな専門店くらいの規模のものならできるでしょう

超特化型の専門店を目指せ!

ずっと未経験でいままでやってきて、飲食業やったことなかったけど

お店を持つことが夢だったのって人にとっては

商品をまず絞ることをおすすめします。

カフェって実は幅広い知識を必要とするんですよね。

いまさらもう、働きに行ってる時間もないなら

アイテムを絞って特化方のお店からスタートすることを

おすすめします。

アイテムが絞れればそれについての情報収集をしまくって

作り込めば、素人でもかなり良いものは作れるようになるもんです

いまはSNSが発達しているので、がんばって宣伝したりすれば、

意外と収益を生み出せると思います。

その後、少しづつアイテムを増やして行ったり、キャパを広げていくのも

ありなんじゃないかと思います。

この記事を書いた人

飲食店を経営して15年 開業、経営、繁盛店にしたのち売却
そして、また新しいお店からのスタートです。
私のこれまでの成功と失敗をして今思うことが誰かのお役に
立てたら幸いです

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