スイーツブーム歴史から読み解く流行する商品とヒット商品の法則。

日本のスイーツブームを見てきて感じた
流行る商品の法則と
私自身の経験から考察するヒット商品を生み出すための考え方
を考察してみようとおもいます。
これから1発当ててやろうとたくらんでるあなたに届ける内容となっています
ぜひ参考にしてみてください

目次

スイーツブームの歴史を振り返ってみましょう

昭和40〜55年あたりに生まれたアラフォー、アラフィフの人なら
きっと「あーそうだった、そうだった」と思うでしょう。

1980年代 クレープが登場

1990年にスイーツブームの先駆けティラミス来日

そう、時はさかのぼり1990年ごろバブルで沸いいた日本では
1980年代後半から1990年ごろから流行り始めたイタリア料理
当時は”イタメシ”と呼んでましたねー

当時パスタの食べ方は
麺をスプーンの上でフォークで
くるくるして食べるのが
礼儀正しい食べ方なんだと
信じられてまいたねー
懐かしい
いまじゃ考えられないけど
みんなそうしててんだよね

そのイタメシとともに登場したのがティラミスでした
ティラミスはまたたく間に大流行しました。

私も初めて食べた時は感動したことを記憶してます。

そして、30年以上経った今ではどこのお店でも見かける
人気スイーツですよね。

抹茶xティラミス、パンケーキxティラミス、かき氷xティラミスなどなど
アレンジメニューもたくさんあります

1991年 フレンチ界からクレームブリュレの登場

キャラメリゼした表面をバリっと割って食べる濃厚スイーツはおいしいですよねー

1992年 第1次タピオカブームの到来

20〜30代の人はタピオカと聞いたらきっと
黒糖タピオカミルクティーの流行りが思い浮かぶと思うけど
実は30年も前に、タピオカブームは来ていたんですね

とはいえ、第1次タピオカブームの時に流行ったのは
タイ料理でスタンダードなデザートのタピオカココナッツミルクでした

ただこの時のタピオカは今のような黒色で大粒のではなく
白く小粒のものでした

以降は、タピオカ入りのドリンクが浸透していきましたよね。

1993年 ナタデココの登場となめらかプリンの登場

ナタデココは実は1970年代頃から販売はされていたようですが。
ブレイクスルーしたのは1993年だったみたいですね。
流行ったきっかけはファミレスのデニーズがデザートに使った
ところからのようです

なんともいえないイカのような硬いとも柔らかいともいえない食感が
クセになるスイーツでしたよね

そして、一世を風靡した”なめらプリン”の登場

発祥のお店はパステルです
クレームブリュレを参考に開発されたそうです。

それまでは硬めのぷるんとした食感のカスタードプリンが主流だった
時代のプリンにイノベーションを起こしたといっても
過言ではないと思います
なめらかプリンはロングランヒットし
今でも一定の人気がありますよね

私も初めて食べた時に衝撃的に感動した記憶があります。

1994年 パンナコッタ登場

パンナコッタとゆう名前イタリア語で”パンナ”は生クリーム”コッタ”は煮詰める
とゆう言葉がそのまま名前になったスイーツで
とってももたっとつるっとした口当たりのいいデザートですよね

豆知識
パンナコッタとブランマンジェの違いってなに?
って思いますよね

答えはほとんど同じなんですが
パンナコッタはイタリア語の
”パンナ”と”コッタ” 生クリームと煮詰めた
が名前の由来に対して

ブランマンジェはフランス語で
”ブラン”と”マンジェ”が名前の由来で
ブラントは白いとゆう意味で
マンジェ→マンジャーレはお菓子とゆう意味
白いお菓子とゆう意味です

レシピは似たようなレシピなんですが
ブランマンジェにはアーモンドミルクや
牛乳にアーモンドの香りが付けられたりします

現在でもいろいろなフレーバーのアレンジパンナコッタありますよね

90年代中盤までに生まれた人気スイーツはきっと
イタリアンの流行とともに生まれ、現在の定番人気スイーツに
なったように思います。

1996年 第1次カヌレの流行とミルクレープが人気に

カヌレには第1次ブームがあったことをご存知ですか?

流行のきっかけはピエール・エルメ氏がフォションのシェフパティシエを
勤めた時代に、パリで発売したことがきっかけで一躍人気になり
その人気が日本にまでやってきたそうです。

時を同じくしてこの頃ミルクレープが人気を集めるようになりました。

ミルクレープの名前の由来は
ミルクとクレープが合わさった造語
とゆうのは嘘で
「ミル」はフランス語mille=1000→たくさんの層
「クレープ」はクレープ
たくさんの層に重なったクレープとゆう意味です

いかにもフランスかイタリアからやってきたのかと思いきや
実は日本生まれのケーキなんですねー

生まれた時期は正確にはわかっていませんが、
西麻布にある1978年創業「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」とゆう
カフェで誕生したケーキが元祖とされています

ただ当時はあまり人気のないケーキだったみたい
しかし、
ドトールコーヒーがそのケーキに目をつけ「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」
に許可をとりコーヒーショップに置いたところ
一気に人気が出たようです

意外なところで生まれ、意外な経緯で人気がでたケーキなんですねー

1999年 生チョコレート クラブハリエのバームクーヘン

この時のの生チョコブームを牽引したのが北海道のロイズです

ですが、生チョコの発祥は日本て知ってました?

遡ること1988年
神奈川県平塚市に本店を構える「シルスマリア」とゆう洋菓子店で
誕生したようです。
こんな銘菓が日本生まれだったとは驚きですよね。

さらにこの頃、あの大流行したクラブハリエのバームクーヘンは
この頃に販売がスタートしました

ヒットを生み出した理由の一つに挙げられるのが
売り方の斬新さ
でしょうね

すでにオールドコンテンツだったバームクーヘンを
丸太のまま陳列して、切り分けて袋詰めされる工程を
ある種のライブ感ワクワク感を演出したところが
ヒットに一役買ったんだとおもいます。

2002年 ロイズのポテトチップチョコレート ハートブレッドアンティークの天使のチョコリング

このポテトチップチョコレートも衝撃的でしたよねー
甘いしょっぱい感じがクセになりますね

一気に口コミで人気に火がついた商品ですね

そしてこの頃に、ハートブレッドアンティークが誕生しました

アンティークといえば天使のチョコリングですよね

開店当初は天使のチョコリングL(24年現在¥690)が¥380
で販売されていたと思います。

パン自体は特に変わったものでもなく
デニッシュ生地にチョコと胡桃を巻き込んで焼いたパン
ですが、
あのビッグサイズで¥380と破格!
そしてキャッチーなネーミングで

口コミで広がり一躍有名になりましたね
あっとゆうまに全国へ広がっていきましたね

2003年 メゾン・ド・モンシェールの堂島ロール

今やこのスタイルのロールケーキの方がスタンダードになってしまいましたよね

それまでのロールケーキってクリームは薄塗りでくるくる巻いたのがスタンダード
だった時代にたっぷりクリームの一巻きのロールケーキは
ものすごくインパクトがあって革新的でしたね

人気の火付け役は
大阪堂島に2003年にオープンしたメゾン・ド・モンシェール
爆発的に人気が出たのは2004年頃
一斉を風靡したと言っても過言ではないくらいのヒットでしたね
堂島ロールだけでなくどこのケーキ屋さんも
そこの地名をつけたロールケーキを販売し始めたのが
ロールケーキブームを作り出した一つのよういんですよね
もはやスイーツ業界の社会現象でした

2004年 マカロン 

マカロンは1930年ごろに登場した洋菓子で
日本に初めて登場したのは1968年に六本木の「ルコント」が
販売し始めたとされています。

ですが、爆発的な流行を生んだきっかけとなったのは
ピエール・エルメや青木 定治が日本に出店したことで
いっきに注目をあつめました。

2006年 花畑牧場の生キャラメル登場

花畑牧場が販売開始した生キャラメルはそれまでのキャラメルとちがった
滑らかな口どけに、中毒者続出で一大ブームを巻き起こしました
通販でもなかなか手に入らな買ったことを記憶してます。

そして、2000年代初めの頃は、ロイズと花畑牧場の
北海道生まれの2大ブランドの登場で
飲食業界ではイメージ戦略として北海道産〇〇使用
とゆうと良いイメージにうけとられるため、
どこもこぞってそんなイメージ戦略を展開していたように
感じてます。
しかも、その頃の百貨店などの催事場で行われる
北海道物産展は相当人気だったような記憶があります

2008年 第2次タピオカブーム

第1次タピオカブームから16年、再びタピオカブームの到来です

第2次タピオカブームは台湾からやってきました。
後にやってくる第3次タピオカブームと全く同じ
誰もがイメージする黒い大粒のタピオカ入りのミルクティーは
この時、日本に上陸しましたね。
その後も、タピオカミルクティーは廃れることもなく一定の認知を
されながらずーっとのこっていあすよねー

2000年代半ば、ラスクの流行

ガトーフェスタハラダのラスクがブレイク
それまで、駄菓子やパン屋の2次加工品でしかなかったラスクを
昇華させたこだわりラスクがネットを中心に流行したのをきっかけに

ガトーフェスタハラダHPより引用https://www.gateaufesta-harada.com/

巷のパン屋さん、ケーキ屋さんはこぞってラスクを販売していたように思います

当時わたしはパン屋さんで修行の身で、よくラスクを作ってたことを思い出します。

食パン、フランスパン、クロワッサン、そんな余ったたパンをスライスして
ラスクにしていたのが懐かしい

2010年パンケーキブーム到来

東京原宿に、ハワイ発の有名パンケーキショップ”エッグスン・イングス”や
”カフェカイラ”が日本に上陸し、一気に話題は日本中に広がりましたよね

パンケーキの流行方ほんとうにすごかっったですね
それと、その流行は一過性にならず、進化をしながら
10年以上高い人気が衰えることはなかったですよね

私自身もカフェを経営していた時は、散々食べ歩き
自身のお店の人気メニューでもありましたね

ではここで少しだけ、パンケーキの振り返りをしてみましょう

やはりハワイアンパンケーキの火付け役であり、ブームを牽引してきた
エッグスンシングス
もりもりホイップが特徴のパンケーキですよね
今ではもうあちらこちらに店舗があるので、だれしも一度は食べたことが
あるんじゃないでしょうか?

フルーツがたっぷり乗ったパンケーキと言えば
カフェカイラですよね
ここのパンケーキもハワイアンパンケーキの人気に火をつけた
代表ショップですよね。

後にくるスフレパンケーキブームの元祖といえば、
世界一の朝食と称されるbillsのリコッタパンケーキ 

見た目はとってもシンプル
リコッタチーズ入りのメレンゲで仕立てたフワッフワの生地の
パンケーキは、

実はハワイアンパンケーキブームが来る2年前の2008年に
オーストラリアから日本に上陸し、鎌倉に1号店がオープンしましたが
注目を集めたのは、やはり2010年頃になってからでした。

ブームの初期は、オーソドックスなホットケーキのようなスタイルの
バターミルクパンケーキが圧倒的シェアを占めていましたが

しだいに、スフレパンケーキ勢が増えてきましたよね

代表的なのがFLIPPER’Sや

星乃珈琲店のスフレパンケーキが台頭してきましたね。

しかしながら、スフレパンケーキ店がいろいろなお店に波及しなかったのは

作るのが難しいからなんです

私もカフェオーナー時代に試行錯誤してスフレパンケーキを
商品として提供していましたが、
都度、メレンゲを立てたり、上手に混ぜないと膨らまないなど
高度な技術を要求されるし
その間は手も離せない目も離せないなど、多品目を扱うお店では
難易度の高い商品だからなんですねー

末期になるといよいよパンケーキサンドなんてゆー
派生商品がでてきましたね

2010〜2020年のあいだメガヒットとまではいかないものの
話題になったものはいくつかありました
例えば

アサイーボウル、デコレーションしたドーナツ、クラフィン

アサイーボウル

ドーナツ

クラフィン

クラフィンはクロワッサン生地をマフィン型に入れて
焼き上げ、中にチョコやクリームを入れたパン?スイーツ?です。
生まれたのはオーストラリアで
ブレイクしたのはカリフォルニアで
流行が日本まで波及してきたってわけです。

私の印象としては、2010年代の流行の震源地は
ハワイやアメリカからやってくる物が多かったように思います

商品(コンテンツ)もさることながら、アメリカの
お店ごと輸入してくことも流行していましたよね


2013年 高級食パンの乃が美

この頃大阪で1斤800円の高級生食パンの専門店
乃が美が創業しました
瞬く間に行列のたえない人気店になり
一気に日本中に高級食パン旋風が吹き荒れました

乃が美をはじめたくさんの高級食パン専門店が現れましたね
あっちこっちに高級食パン専門が乱立しましたが
2020年ごろから少しづつ人気に陰りはじめ
てきましたが。
比較的なが長続きした流行だったように思います。

2015年頃からふわふわかき氷ブーム到来とフルーツサンド

フルーツサンド

2015年になると”インスタ映え”とゆう言葉が使われ始め
”萌え断”とゆうハッシュタグと共に広がったフルーツサンドのブームがやってきました

どこのパン屋さんでも見かけるようになり
高級フルーツを使ったフルーツサンド専門店も登場しましたねー

ふわふわかき氷

実は2000年初頭から、かき氷はポツンポツンと専門店もあり
沸々と増えていましたが。
ブレイクしたのは2015年あたり
きっかけは台湾からやってきたアイスモンスターの登場を機に
一気にブレイクしました。

2024年の今なお衰える気配はないです
もはや夏の定番人気グルメとしての
地位を気付いてますよね

2018年 第3次タピオカブームとバスクチーズケーキ

2018年といえばタピオカブームでしょうね
第3次タピオカブームを牽引したのは
なんと言っても台湾からやってきたゴンチャといっても過言ではないでしょう
そして、追随して多くのタピオカミルクティーの専門店ができましたね

思い返すと
わたしも自身のカフェでタピオカミルクティーを提供していましたが
タピオカの入手には本当に苦労した記憶があります

取引業者も欠品だだったり、お店でも欠品で買えない状況でした
全国的にタピオカをみんなで取り合ってた
タピオカ争奪戦状態だったんでしょうね

前回のタピオカブームから10年が経ち
その当時のことを知らない世代の若者達にとっては新鮮に映り
また、インスタ映えするすることが
爆発的人気の要因でしょうね

ただその爆発的人気は2年で終わってしまいました
近隣にもタピオカドリンク専門店が数件できましたが
1年足らずで姿を消していきました

まさに電光石火のブームでしたね

東京で生まれたバスクチーズ専門店”GAZTA(ガ”から生まれました。
スペインのラ・ヴィーニャとゆうバルで提供されていたバスクチーズの味に
惚れ込んでレシピを教えてもらって作り出されたのだそう

たちまち、GAZDA(ガスタ)のバスクチーズケーキは人気になったのですが
人気が加速した要因の一つに


ローソンが小型サイズのバスクチーズケーキを
バスチーとゆう名前で商品にしたことがあげられますね
これでいっきに人気が爆発しましたね

バスクチーズケーキは作り方も簡単なため
多くのカフェでも提供されるようになったことで
より身近なケーキになりました

ちょうどこの頃は、バル(スペイン)スタイルの
飲み屋が流行ってたこともあってか、スペインのものが
受け入れられやすかったってこともあったてしょうね。

2020年代

2020年代に入ってからは社会現象と言えるほどメガヒットした
スイーツは特には出てきていないような気がしっます
とはいえ

フルーツサンド、かき氷、バスクチーズケーキなどは
安定した人気を継続しつつ
スモールヒット商品はパラパラありましたね

例えば

フルーツ大福

フルーツ大福といえば名古屋の弁財天ですよね
旬のフルーツを甘さ控えめの白餡と高級羽二重で包んだフルーツ大福の
人気に火がつくと、あっとゆうまに店舗を拡大し
全国トレンドになりましたね

高級モンブラン

今までにない斬新なビジュアルがインスタ映えして一躍人気になりましたよね
目の前でフワッフワのマロンクリームを絞り出してくれる演出をしてくれる
お店なんかもあちこちに出てきました。

バターサンド

これまでクッキーにラムレーズンバターを挟んだ
オーソドックススタイルだったものを、チョコやフルーツフレーバー
などいろりろな組み合わせの進化系バターサンドが
人気にもなりましたね

スイーツの流行の歴史30年を振り返って、ヒット商品の共通点

もしも、カフェ業界スイーツ業界でヒット商品を生み出したいなら
これらの共通点からヒントを得れば良いわけです

流行の商品が生まれると、ヒットメーカー店舗展開に着手し全国に広がっていきます

その後、いろいろなお店が真似をし始めます

流行が加速していく段階

専門店があっちこっちに登場します。(流行始めから約1年〜2年)

この頃になると、流行はやや陰ってきてたりします

流行商品の派生商品、バリエーション商品が出始めます

派生型、バリエーションタイプが出始めると
その流行はいよいよ終わりを迎えようとしています。

流行が終わり始め、2番煎じ、3番煎じのお店が少しづつ姿を消していきます

流行を作り出したお店はやっぱり流行が終わった後も
そもそもお店の看板商品なのでその商品の代表店舗として人気店として残ります。

または、最近の流れを見ていると

人気商品が流行しました→店舗展開を始める→FC展開
人気の絶頂または陰り始めたら、会社をバイアウトして
大金を手にして勝ち逃げするパターンです

ヒット商品を作るために押さえるべきポイント

流行するとゆうことは話題になって、多くの人が欲しがった結果
人気店が店舗拡大をしていくこともあれば、
その話題に乗っかって、いろいろなお店さん達が真似をしたりして
そのコンテンツに便乗していく現象です

もしあなたが、何かヒット商品、看板商品でワンチャン狙いたいなら
これらのポイントを押さえると良いでしょう。

  • イメージしやすいこと、そして単純
  • 既存アイテムの2.0を作り出す
  • バリエーションを作り出せること
  • 量産できること
  • 歴史はくりかえす 

イメージのしやすさ

例えば高級食パン
食パンなんて誰でも想像できますよね
日常の食パンを特別な食パンにする発想の転換ができたことが
ヒットの要因ですよね

なめらかプリンにしても
みんな大好きカスタードプリンを
アップデートしましたよね

そのほかを見渡しても、こんなの初めてみた
なんてものはほとんどないですよね

日本人が初めて体験するようなスイーツはおよそ90年代に
でつくした感があります。


私の経験もあわせてお話をすると、
お客さんの多くは、あまりに目新しいものに飛びつきにくい傾向にあると思います
今まで、見たことあるようなもの、食べたことあるようなものの方が
とつきやすいし即効性があります。

目新しいもの(オンリーワン)のような商品は
マーケティングをうまくやらないと、ヒットまでの道のりが長く
なってしまうこと覚えておくと良いでしょう

ただし、ヒットした時は、周りが真似をしにくいので一人勝ちしやすいです。
ですが、1軒だけでヒットしていてもマーケットが拡大しないので
流行とまではならないです

既存アイテムの2.0

ほとんどのヒット商品は2.0バージョンばかりです

カスタードプリン   → なめらかプリン
日常食パン    → 高級食パン
昭和のシロップかき氷 → グルメかき氷
昭和のホットケーキ  → 映え系パンケーキやスフレパンケーキ
昭和のロールケーキ  → たっぷりクリームのロールケーキ

どれも今までの常識からちょっと視点をかえただけ
のようなものばかりですよね
とはいえ、その常識に新しい価値観を加えるってことが
簡単にできそうでできないことなんですが。

ポイントとしては
わかりやすいものを常識を覆し2.0を作り出す

こんな視点を持って商品開発に取り組むのことが
ヒット商品への近道だと思います。

量産できること

例えば創意工夫をした商品が、ヒットしたとしましょう。

作るのに職人的技術が必要だと、自分しか作れないか
人に教えるとしても時間とコストがかかってきます、
はたまた、作る人によって個体差にばらつきがありすぎるなど
マーケット拡大の足かせになってしまいます

  • 大事なポイントは
  • オペレーション化しやすいこと
    (個人のスキルの差が商品品質の差にならないこと)
  • 難しい技術を必要としないこと
  • 1のアクションで10でも100でも作り出せること

これらのことを頭の片隅に置いて商品開発をしてもらうと
商品がヒットしてからの拡大がスムーズにいくと思います。

例えばスフレパンケーキ
もっとヒットしてもおかしくないコンテンツだったのに
そこまで広がらなかったのは、

1つ作るのに結構な労力が必要
技術的に難易度が高いので素人が簡単に真似できない
レシピがあまり流通してない

こんな要因がメガヒットしなかった要因でしょうね
しかしながら、やってたお店はめっちゃ流行ってましたけどね

パフェはいつの時代も人気商品です、彩もあって立体感もあって
インスタ映えもする良いコンテンツです

ですがパフェはとっても手間がかかる商品です

まず、良いフルーツの仕入れを安定
フルーツを手際よく綺麗にカットして盛り付けること
が大事になってきます
1つ作るのにも時間と手間がかかりますしね

ですから、パフェの人気店はあるけど
人気店でフランチャイズ展開に成功しているお店がほとんどないのは
こういった理由からです

時代はくりかえす

繰り返し流行るコンテンツもいくつかあって

タピオカは1990年ごろに第1次ブーム、2010年ごろに第2次、2020年ごろに第3次
がやってきました

カヌレは2000年ごろに第1次ブームがきて2020年ごろに第2次ブームがやってきました

ティラミスは1990年代に初めて日本で登場して大ヒット、安定したメジャーな
スイーツとして定着はしていましたが、2020年ごろ
升入りの抹茶ティラミスが大ブレイクしました

この傾向を眺めると
大体10年かそれ以上のサイクルで再び流行がやってきてますね

とゆうのも、流行の発信源は大体10〜20代の若者からで
その当時、まだ子供だった世代が大きくなるのがおよそ10年後
ってわけです。

人気の出るものって時代が変わって、次の世代になっても
やっぱり新鮮に映るんでしょうね。

とゆうことで

過去には流行ったんだけど、いまはいまいち人気がないようなものや
馴染みすぎてしまっているようなものを
再び掘り起こしてアレンジしてみるのも
ヒット商品への近道かもしれませんね


まとめ

過去に流行ったスイーツなどを、時系列で紹介してみました。
とりわけ、どれも特別なことをあれこれやってるわけでもなく
わりと普通なものに新しい価値観を加えた、盛った、食感を変えた、見せ方をちょっと変えてみた
くらいの割と普通だった「〇〇➕α」
くらいなので、身近なものの味方をちょっと自由に想像してみたり
いろいろな角度から見てみるだけで、
誰でもヒット商品を作り出すことはできると思います。
よかったら参考にしてみてください。

この記事を書いた人

飲食店を経営して15年 開業、経営、繁盛店にしたのち売却
そして、また新しいお店からのスタートです。
私のこれまでの成功と失敗をして今思うことが誰かのお役に
立てたら幸いです

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