とあるパン屋のオープンセール(半額金券プレゼント)がうまいなと感心したことについてまとめてみようとおもう

最近のパン屋さんのオープンセールの常套手段なんでしょーか?

よくよく考えたらカラクリがおもしろい。

お買い上げ金額の半額金券プレゼント!!

こんなチラシを見ちゃうと”おぉ〜っ”ってなりますよね。

半額キャッシュバック?みたいな錯覚に陥る

人間誰しも”半額”ってパワーワードにめちゃくちゃ弱いからね

ただ、よーくよーく考えてみると本当に半額なんだろーか??

例えばA子さんが初訪問で2000円分のパンを買いました。

そして、1000円分の金券をもらいました。

とゆう訳で、2度目の訪問できっちり1000円分の商品を

商品券で購入したとします。

とゆーことはですね

A子さんは合計2回の訪問で3000円分のパンを購入し

支払い金額は2000円支払った訳です。

とすると、実質33%OFFだったってわけですねー

まー33%もお値打ちなんだから相当お得じゃんとも言えるし

50%OFFって言葉のインパクトほど実はそうでもなかった

とも言えるね

それは個々の感覚によって捉え方が違うと思う。

目次

経営者目線で読み解く

僕のような経営者目線でこのオープンセールはほんとにうまいなと思う訳です

何がそんなにいいのか?

メリットその1

最初にも伝えたように50%OFFってパワーワードは

お客さんに強烈なインパクトを与える。

どうでしょう

お買い上げ分の半額分の金券をお渡しします

本日全品33%OFF

この両方とも結局同じようなことを言ってるんだけど

なんだか半額分の金券がもらえる方がお得のような気がしますよね

大半の人は、あまり深いことなんて考えてなくて

なんだかすっごくお得なんだ!って直感的に感じて

ついつい行きたくなっちゃうんですよね。

メリットその2 確実に再来店してもらえる

お店にとってはお客さんにリピートしてもらうってことが

すっごく大事なんですね

そういった面でも手堅く2回の来店につなげられるってわけ

先ほど例に挙げた、

お買い上げ金額の半額分の金券プレゼントと

本日全品33%OFFを比較すると

お買い上げ金額の半額金券プレゼント

この売り出しかただと、自動的に2回は足を運んでもらえるわけですよね。

一定のお客さんは2度目の来店でもらった金券分しかパンを購入しなかったり

する訳だけど、

一定のお客さんは金券がある(=タダ券がある)からプラスもう少し買っても

良いかなって気持ちになる

もうすでに2回目きた時には、前回定価でパンを購入したことなんて

わすれてしまってるから2回目いく時はなんだかいくら分の金券もってる

くらいの意識しかない。

だから、多少多く買っても追い金も少なくて済んだ。

ラッキーとさえ思うでしょう。

さらに人の心理の中に見栄ってのがあって、金券分だけでお買い物を済ませると

なんだかやらしい、せこいって見られるんじゃないかな

そう見られたくはないなーて心理もあるわけですね

ので、2度目の来店で、金券を使ってもらったとしても、追加購入をしてもらうことで

トータルの利益率はあがるわけですな

わかりやすく解説すると

Aさんは初来店で2000円分のパンを購入しました

1000円分の金券をもらいました

2回目の来店で、また2000円分のぱんを購入しました

けど、1000円分の金券があったので1000円のお支払いでした。

とすると

Aさんは2回の訪問で4000円分のパンを購入し総額3000円お支払いしました。

ってなりますね

あれあれ?じっしつAさんは25%OFFでパンを購入したってことになります

お店側としてはしてやったりですよね。

最悪のケースで、33%OFFなんだけど、一定数のお客さんが

追加購入してくれることで、実際の割引率がグッと低くなるわけですから

さらに、2回目の来店に合わせて新商品の提案や、

さらに次の来店につながる、何かアプローチもできる訳ですから

メリットだらけです

本日全品33%OFF

では、本日全品33%OFFですって謳い文句だと

確実に全てのおきゃくさんが一律33%OFFになってしまう

さらに、

全てのお客さんが2回目の来店につながるかどうか

見込みが浅くなってしまうわけですね=

メリット3 オープン時に確実に多額のキャッシュを確保できる

これについては経営者にとってはとても大きなメリットなんです

これからお店を始めるって時は、大抵の場合

みなさん手元資金は残りわずかって事がかなりあります。

ましてや、オープンまでの間、試作をしたり、開店のパンを焼くために

あらかじめ材料なども売掛で仕入れているので、

まもなく仕入の支払い期日がやてきます。

もしもスタッフがいるとしたら、オープンまでの間、スタッフ教育も

しますよね、当然すでにお給料が発生しているので

オープンしたもののお客さんが少ないため、

給与も材料費も払えませんなんてわけにはいかないのです。

早急に売り上げ(現金)が必要になってきます。

購入金額の半額金券を渡す場合と

全品33%OFFの場合を比較してみましょう

お客さんの数が同じ、購入するパンの数も同じだった場合

購入金額の半額金券を配った方が、とりあえず手元には

多くの現金が残るのは、説明の余地もないですよね

手元に多くの現金があれば、支払いはスムーズにできるし、

残りをしばらくの運転資金にもあてられるわけです

まとめ

長々と説明してきましたが、

オープン記念セールでの

購入金額の半額金券をお渡しするってアイデアは

お客さんにかなりのお得感を演出できるメリット

再来店してもらえるメリット

キャッシュを蓄えられるメリット

メリットづくしなナイスアイデアだなと感心してしまったので

まとめてみました

お客さんとしてお店に行く人にとっては”へぇ〜”って思うでしょう

これからお店をやろうって人にとってはオープンセールの

グッドアイデアの一つとして覚えておいた方が良い手法だと思いました

話はちょっと脱線して、

私が住む愛知県一宮市は喫茶店大国でもあります。

主に一宮や岐阜県の方では喫茶店がオープンする時は

珈琲チケットの特売をするとゆう独自の文化があります

珈琲チケットとゆうのは例えばコーヒーが1杯480円だったとして

そのコーヒー券が11枚綴りで4800円で購入できる

1杯サービスでついてきてちょっとお得になるって制度があります

この11枚綴りのコーヒーチケットをオープニングセールで

さらにお得に43000円とか4000円で販売するって

文化があるんです、

これをすると、喫茶店大好き愛知県民はこぞってコーヒーチケットを

何冊も購入していってくれます。

そうする事で、お店側としては、相当額の現金が入ってくるし

10回以上お客さんが来店してくれる事がかくていするわけです

売り上げを先取りできるってすごい仕組みですよね

私の経験上、オープニングセールをやって初めて喫茶店を立ち上げた

ときでさえ300万円ほどコーヒーチケットが売れました、

移転して、移転オープンした時なんか、600万円売れたのを

覚えていまういます。

今思えばすごい事だなと改めて実感

この記事を書いた人

飲食店を経営して15年 開業、経営、繁盛店にしたのち売却
そして、また新しいお店からのスタートです。
私のこれまでの成功と失敗をして今思うことが誰かのお役に
立てたら幸いです

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